伊豆大川温泉にある全室源泉かけ流し露天風呂付の宿「いさり火」から
最新の情報をお届けします。
残暑厳しい日が続きますが、秋分を間近に控え、新米や秋の味覚が届き、当館では新しいお献立が始まりました。
今回のお献立では食前酒をご用意しております。今年6月に当館敷地内で採れた楊梅(ヤマモモ)で漬けた自家製楊梅酒をソーダ割りにしました。ほんのり甘酸っぱい楊梅の味をご賞味くださいませ。尚、なくなり次第、自家製プラム酒となります。
→楊梅酒 (「赤しそ、野いちご、やまもも」)
→プラム酒(「大川産ブルーベリー&プラム」)
部屋食のいさり火会席では、夏の間は冷たい冷鉢のお料理でしたが、温かい熱物となり、「カワハギなめこ汁風」をご用意いたしました。
また、焼物では、伊豆ならではの金目鯛を使ったお料理で皆様のご来館をお待ちしています。
なお、ダイニングのいろり会席では、いろり料理として、金目鯛串、鶏つくね串、和牛ステーキを炭で焼いてお召し上がりいただきます。
今回は、お問合せの多いお子様のご宿泊に関するご案内です。
当館は約50年の歴史があり、木造という建物の構造上どうしても音が響きやすいため、小学生までのお子様のご宿泊は1階の103、105、106のお部屋に限らせていただいております(中学生以上のお子様は他のお部屋でもご宿泊いただけます)。
また、お料理につきましては、未就学児のお子様は「お子様ランチ」を(宿泊費は大人の50%の料金)、小学生のお子様は「大人と全く同じお料理」を(宿泊費は大人の70%の料金)それぞれご用意しています。
「小学生低学年だと大人と同じ料理はまだ食べられない、、、 」、「小学生だけどお子様ランチに変更したい」といったお声もございます。その場合、小学生のお子様でも、お子様ランチに変更は可能ですが、料金は据え置き(大人の70%の料金を維持)となりますことをご了解の上、ご予約時にお問い合わせくださいませ。
尚、当館でご用意できるお子様の備品は、おむつ用バケツ、バンボ(赤ちゃん用イス)、お子様用食器、お子様用浴衣のみとなります。お子様向けの布団、枕、アメニティーセット、歯ブラシ、タオルなどはご用意がなく、大人と同じものでしたらご用意が可能です。予めご了承くださいませ。
※小学生(大人と同じ料理)・・・大人料金の70%(お子様ランチに変更可、その場合料金変更なし)
※未就学児(お子様ランチ)・・・大人料金の50%
※乳児(寝具有り)・・・施設使用料+寝具 ¥3,300
※乳児(寝具なし)・・・施設使用料 ¥2,200
9月のいろりダイニングのディスプレイは伊東市出身の墨水画工・由(よし)三蔵氏による墨水画です。
水墨画と同様、「墨水画」は墨と水を使って描いた墨絵です。
古来の水墨画とは違って「墨水画」は、実写的に、自由な技法で絵画的に表現しているのが特徴で、中には、水と墨以外に塩を使って表現する方もいらっしゃいます。
麻紙の白い部分を残しながら、薄い墨を面相筆で重ねていく作業は決して効率良くはありませんが、墨の心地良い香りと和紙の地から生まれる水墨の絵肌は、西洋絵画にはない柔らかな感覚が得られます。
墨と水によるシックな空間でいろりダイニングのお食事を愉しみくださいませ。
※作品はいずれもご購入可能
【由三蔵氏 プロフィール】
1953年 静岡県伊東市生まれ
2001年頃まで 広告デザインの仕事に携わる。
2005年頃より 個人ギャラリスト「カツマタ画廊」へ出品。(現在、年に一回三人展を開催)
2017年 三島パサディナ美術館「大賞展」にて準大賞受賞
2019年 初個展「由三蔵 墨水画展」 沼津カフェ&ギャラリーハウス「KIZASU」にて
2020年 2回目の個展「由三蔵 墨水画展2」 同場所にて
2020年 三人展「美の狩人たち」 沼津ギャラリーにて
2021年 企画展「由三蔵 墨水画」 モン ミュゼ沼津(沼津市庄司美術館)にて
9月より、スタンダードのコースより一品多い旬食材会席では、「松茸土瓶蒸し」をご用意しています。
料理長自慢のお出汁に、旬の松茸、鱧、海老、銀杏、三つ葉が。先ずはおちょこにお出汁を注いで。次に酢橘を絞ってお召し上がりくださいませ(おちょこに絞っても、土瓶の中に絞ってどちらでも問題ありません)。最後にはもちろん具材もお召し上がりいただけます。
スタンダードのコース(いさり火会席・いろり会席)も十分なボリュームがありますので、量に自信のあるお客様はぜひこの機会にこちらの旬食材会席コースのご予約を。
本日8/7(日)より、ドリンクメニューをリニューアルしました。日本酒5点、白ワイン1点、スパークリング1点の新しいラインナップが登場です。
詳しくはこちらからご覧いただけます→ 「ドリンクメニュー20230801」
★日本酒★
これまでは県外の日本酒も取り入れてきましたが、より多くの地酒を楽しみたいとのお客さまのお声を反映し、今回より静岡の地酒で揃えることにいたしました。静岡の地酒の最大の特徴は、芳醇な香りとスッキリとして美味しいと感じられる味にあります。その味を支えているのが富士山や南アルプスなどの山々や阿部川などの豊かな自然がもたらす伏流水や湧水です。また、他県との吟醸酒との差別化に一躍を担っているのが静岡酵母で、柔らかい果実のような香りを引き出し、全国でも評価が高いことで知られています。さらに、酒蔵や米生産者の熱い思いを受けて開発された静岡が誇る酒米「誉富士」で醸した地酒も取り入れましたので是非この機会に静岡の酒蔵たちの熱い想いが詰まった美味しい地酒をお楽しみ下さいませ。
これまで同様、当館でも人気のお酒は据え置き、実際に酒蔵で試飲して利き酒セットの相性なども吟味して新しい地酒を厳選いたしました。
・伊豆地酒 萬燿(ばんよう)/伊豆 万大醸造
【日本酒度】-5 【酸度】1.3
萬燿の名付け親は有名な戦国武将、北条早雲公。伊豆に君臨し、現在の修善寺で戦勝の祝杯を重ねた際、「これぞまさしく萬代に萬(よろず)の国に燿(かがや)ける酒」と讃えたという話が伝わっています。戦国時代のレシピは残っていませんが、昭和の中頃にこの酒を復活させようと作られたのが「萬燿」です。万大醸造ではこの話を以て、「北条早雲が名付け親」ということに。漁業・農業をする人が多い伊豆らしく、ほんのり甘口の「田舎のお酒」です。芳醇甘口で、日本酒ビギナーや女性の方にもおすすめです。
・富士錦(ふじにしき) 純米 青ラベル/富士宮 富士錦酒造
【日本酒度】+4 【酸度】1.2
富士山の湧水仕込み。コクがありながらもスッキリとした飲み口はまさにワンランク上の純米酒。 後味が甘い花の蜜を吸ったような上品さはピカイチと富士錦酒造が自負するお薦めアイテムです。
全米日本酒歓評会 銀賞受賞
IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2018 銅メダル受賞
IWC2019 銀メダル受賞
ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門 金賞受賞
IWC2023 銅メダル受賞
・富士山(ふじさん) 特別本醸造/富士宮 牧野酒造
【日本酒度】+8 【酸度】1.1
富士山の伏流水、国産米、静岡県酵母仕込み。味、香り、コクのバランスが良く、口当たりはまろやか、スッキリとした辛口。お料理との相性もよい食中酒で、スタッフをオススメの1本。
・駿河酔(するがよい) 誉富士 純米/駿河区 萩錦酒造
【日本酒度】+2 【酸度】1.4
静岡の酒米「誉富士」、安倍川の伏流水、静岡酵母使用の生粋の静岡酒。蔵の中に湧き出る豊富な伏流水の柔らかで優しい味わいをそのままに表現したお酒が特徴の酒蔵。しっかりとした旨味、ライチやマスカットなどの南国フルーツのような香りが特徴の食中酒。
・杉錦(すぎにしき) 誉富士 菩提酛純米/藤枝 杉井酒造
【日本酒度】+4 【酸度】1.6
静岡の酒米「誉富士」仕込み。菩提酛は「生酛」の原型といわれ、日本酒の醸造の歴史ではかなり古くから使われてきた素朴な造り方。酸度と日本酒度の数字のわりには菩提酛の酒はなぜか甘く感じ、乳酸発酵によるヨーグルト臭やクセはありません。深い味わいの白ワインのようで、低アルコール、酸味に富んだ味わいが特徴。
また、日本酒メニュー切り替えに伴い、利き酒セットもリニューアルいたしました。
・誉セット
静岡が誇る酒米「誉富士」で醸した地酒3点。平成17年に開発された日本酒の中でも誉富士の地酒は料理と一緒に飲むとその良さが更に引き立つ食中酒です。
・銘水セット
酒造りに適した富士山の伏流水や湧水で仕込んだ地酒3点。
・いさり火セット
伊豆地酒、大吟醸、当館人気の地酒の3点。
★白ワイン★
・’20 ルイ・ジャド ペルナン・ヴェルジュレス レ・コンボット(フランス)
透明感のある程よく凝縮した果実味と、軽い甘さと酸が美しい余韻を残します。
★スパークリングワイン★
・ニコラ・フィアット レゼルヴ・エクスクルーシブ ブリュット(フランス)
フレッシュな口当りとまろやかでリッチな果実味が心地よく、バランスのとれたシャンパーニュです。
8月のいろりダイニングは、鍛金家・仲村渉氏による「鍛金(たんきん)」の作品です。
鍛金とは、金属の変形する性質を利用した、日本の伝統工芸のひとつです。金属板を金づちで叩いて、板状や線状、立体に伸ばして器やオブジェに加工します。
当館では客室ルームキーにも同氏の技術が見られます。
伊豆高原に工房を構える同氏の作品は、昨年もダイニングで展示していただき、また、今年5月には伊豆高原で開催された五月祭の様子も当ブログで紹介させていただきました。
→2022 いろりダイニング×仲村渉氏
→2023 伊豆高原五月祭
鍛金の技術で立体に加工した大型の作品2点も。
いろりダイニングでご夕食と日本の伝統工芸の技もお楽しみくださいませ。
▼仲村渉氏 プロフィール
●日展会友/Tan鍛Club主催/金属造形研会所属
1955年 東京都世田谷生まれ
1981年 鬼頭正信氏のもと鍛金を始める
1995年 第17回 日本新工芸展入選 以降入選多数
1997年 第29回 日展入選 以降入選多数
1998年 伊豆高原に転居、工房開設
2001年 南青山 蔦サロンにて個展
伊豆高原アートフェスティバルに参加 以降連続参加
2003年 茅ヶ崎ギャラリー街路樹 個展
2004年 横浜 ぎゃるりーげん 個展
2005年 神田世界観ギャラリー 個展
2008年 伊豆高原 ギャラリーZEROにて個展
2011年 磐田市新造形創造館にて個展
2013年 第35回 日本新工芸展 にて審査員
2019年 三島さんしんギャラリー善 個展
最近の活動は同氏のFacebookをご覧くださいませ
伊豆大川唯一の小さな小さな港、大川港⚓︎
今回はそんな港の中で見られるお魚たちを動画でご紹介いたします♪
動画はこちらから→お魚天国 大川港
*こちらは7月から昼休みなど仕事の合間を見て何度か海に入り撮影したものを繋げた動画ですので、海水の透明度にばらつきがあります。
*水中撮影は素人です。
*また、余り泳ぎが得意ではないですので比較的岸から近い200mくらい以内で撮影しています。逆に言えば、港から近くでこれだけたくさんの魚を見れると言うことになります。
*大川港はもちろん砂浜でもなく、海水浴場ではありません。地元の家族連れも泳ぎますが、泳ぐ際はライフジャケットを使用するなど安全に楽しみましょう。港には露天風呂「磯の湯」もありますので海水浴の後はゆっくり浸かってお帰りください♨︎
*また、イセエビや貝類等の採取は禁止されています。7月にはサザエを採取した方が逮捕されています。くれぐれもお気を付けください。
当館の各客室では、「インフォメーションブック(館内案内)」と「いずたび(観光案内)」の他に、文化とアートの情報誌「is(イズ)」をご用意しています。
is(イズ)は、城ヶ崎にあるブックカフェ「壺中天の本と珈琲」のオーナーでもある、たてのしげき氏が編集長を務めていて、発行には当館も協賛をさせていただいてただいていることから客室でもご用意をしています。
「壺中天の本と珈琲」は、城ヶ崎の静かな自然の中にあり、リラックスできるBGMの中、たての氏が厳選した豆で淹れたコーヒーはもちろん、現代アートの本、それにギャラリーも兼ねているので毎月違ったアーティストの作品も楽しむことができます。
コーヒーやアートがお好きなお客様は是非おすすめのお店です。
壺中天の本と珈琲
〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1033-7
Tel. 0557-53-8406
火・水・木定休
8:00−16:00
尚、今年の4月から1年限定で、お隣の伊豆高原駅のやまもプラザ内で、たての氏がオーナーを務める半島 PRESS CONMAPNYという、伊豆のアートと絵葉書、本とコーヒーのおしゃれなお店をオープンしていますので是非お立ち寄り下さいませ。
本日、海外のお客様が素敵なメッセージを残してくださいました。
最近は日本のみならず世界各国からお客様がお越しいただいています。例えば、米国、英国、中国、台湾、香港、オーストラリア、フランス、クロアチア、デンマーク、スイスなどなど…。海外出身のスタッフをはじめ、日本人スタッフも精一杯のおもてなしで皆様のご滞在をサポートさせていただきます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げています。
Thank you very much for staying with us from all over the world.
真夏日が続き、大川の港でも地元の家族連れが海水浴を楽しんでいる姿を見かけます。
そんな夏空の広がる景色をぜひ客室からもお楽しみくださいませ。
今回は一部客室から見える城ヶ崎海岸の岬「いがいが根」についてお届けいたします(写真はいずれも2023/7/28撮影)。
お部屋でお客様からよくいただく質問の中に、「水平線上の左に見える陸はどこですか」「伊豆大島ですか」「小田原ですか」などがございます。お部屋から見える海岸は、赤沢海岸と、城ヶ崎海岸です(客室によっては見えない部屋もあります)。
「二丁」にも行くことができますが、断崖絶壁のため先端までは行くことができないので、今回はその手前のいがいが根から当館をとらえてみました。
もちろん、城ヶ崎海岸といえば、門脇吊橋と門脇埼灯台が有名で、近くにはつばくろ島といった見どころもたくさんあります。お天気の日にはぜひ城ヶ崎海岸に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
城ヶ崎海岸は遊歩道以外はゴツゴツとした場所も多いですので、足元に気をつけて景色をお楽しみくださいませ。