伊豆大川温泉にある全室源泉かけ流し露天風呂付の宿「いさり火」から
最新の情報をお届けします。
7月は館内メンテナンスのため休館日がございます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
【休館日】
2023年7月3日(月)〜7月7日(金)
7月8日(土)朝9時より通常営業いたします。
本日の日の出の時刻は4:30。
1年で一番昼の時間が長い「夏至」がやって来ました。梅雨の時期ですが晴れの日には客室からも日の出が見えます。
さて、ご夕食のお献立も夏らしくなりました。
いさり火会席では、熱物としてお鍋を取り込んでいましたが、夏の時期は涼しげな冷鉢(ひやしばち)のお料理を毎年ご用意しています。
今回の冷鉢は、静岡県産の豚肉、熱川ポークを冷しゃぶでサラダ仕立てに致しました。熱川ポークは、お隣熱川温泉の熱川精肉店で販売されている静岡県産の豚肉で、とってもジューシーな肉汁と、くさみがないのが特徴です。西伊豆町田子港特産の塩鰹(鰹の塩漬け)を使ったポン酢でさっぱりとお召し上がりくださいませ。
なお、いろり会席は以下のようになっています。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
伊豆地方でも多くの紫陽花を見かけるようになりました。
現在、お隣伊豆高原の無料ギャラリー「りんがふらんか城ヶ崎文化資料館」では、今が旬の紫陽花をテーマにした「あじさい展」が開催中です。
(昨年の様子はこちらから→2022 あじさい展 )
伊豆在住のアーティストを中心にしたコラボ展で、敷地内で育てられた紫陽花をはじめ、絵画や写真、アジサイのキャンドル、ステンドグラス、とんぼ玉などさまざまな紫陽花の姿を楽しむことができます。伊豆高原駅から徒歩10分ほどですので電車でお越しの方もアクセスも良好です。梅雨の時期ならではのアートをぜひお楽しみくださいませ。
「あじさい展」
りんがふらんか城ヶ崎文化資料館 伊東市八幡野1156
入場無料 駐車場無料
10:00~16:00(月・火定休)
さて、そんな資料館の館長・平澤哲さんは、実は紫陽花の研究者でもあり、なんと城ヶ崎海岸自生種の「城ヶ崎」をはじめ、「ヤマトアジサイ(古代紫)」、「磯万度(いそまんど)」、「磯の滝」といった品種を発見した方でもあります。
平澤さんのあじさい研究のページ
資料館の広大な敷地には、平澤さんが研究のために伊豆の各地で採取し、育てたたくさんの種類の紫陽花が所狭しと咲いています。
紫陽花といえば、まんまる手鞠のようなテマリ咲きの品種を思い浮かべる方も多いと思いますが、伊豆半島ではガクアジサイが多く自生していています。
ガクアジサイは、中心の花の周りを大きな花のように見える「ガク」が縁取っている品種です。額縁のように咲くことから、または、ガクが目立つのでガクアジサイと呼ばれます。
ガクアジサイは主に南伊豆から神奈川、東京、千葉周辺まで、また、伊豆諸島から小笠原諸島まで分布していて、特に伊豆半島の東海岸、熱海から南伊豆、松崎町にわたり、青紫色の花を咲かせるガクアジサイが自生しています。
その中でも城ヶ崎海岸は、世界にも誇るガクアジサイの自生地で、特に多彩な花を咲かせています。発見されたアジサイは、ヨーロッパに渡り、園芸種に品種改良され、今日世界中で栽培されています。
平澤さんが発見された品種の他にも、「伊豆の華」、「磯笛」といった品種も発見されています。
一方、海岸から離れた山林付近では小型の白花を咲かせるアマギアマチャ(天城甘茶)が自生しています。野生みのあるヤマアジサイの一種で、伊豆半島のヤマアジサイといえばではこのアマギアマチャを指します。ガクアジサイなどに比べて葉が細く、厚みが薄く、名前の通り葉っぱに甘みがあり、発酵させた茶葉で甘茶として飲まれます。
そんな東海岸と山林のちょうど中間の人間が暮らしているあたりでは、ガクアジサイとヤマアジサイ(アマギアマチャを含む)の自然交雑種がたくさん生まれています。
りんがふらんか城ヶ崎文化資料館と、ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンでは、こうした城ヶ崎原産のガクアジサイをはじめ、たくさんの種類の紫陽花を鑑賞することができます。
また、両施設では、現在、紫陽花の「城ヶ崎」をテーマにしたショートムービー企画も開催中です。
ぜひこの機会に訪れてみて、自分好みの紫陽花を見つけてみてください。
この度、客室スキンケアセットをリニューアルいたしました。
これまでのコスメデコルテAQのスキンケアセットに代わり、今回も女性に人気のコスメブランド「THREE(スリー)」より、「THREE リズムコンフォート スキンケアセット」を採用いたしました。
これまで同様、各客室に1セットでのご用意です(追加をご希望の場合は有料となります)。
THREEは、オーガニック・国産原料にこだわったナチュラルなスキンケアセットと、自由な発想のメイクアップを提供しています。
天然由来成分が97〜99%とお肌に優しい今回のスキンケアセットは、5点とコットンの計6点セットが入っています。
【THREE リズムコンフォート スキンケアセット内容】
・クレンジングオイル(メイク落とし)
植物油をベースに、肌に負担をかけずにメイクよごれをしっかり落とすクレンジング。天然の芳香に包み込まれ、洗い流した後はしっとりとなめらかな肌に。
・ソープ(枠練り石けん)
天然の保湿成分がつくるエモリエント効果の高い上質な泡で、やさしく洗い上げる洗顔石けん。すっきりと泡切れもよく、洗いあがりは透明感のあるしなやかな肌に。
・ローション(化粧水)
天然の精油や国産の植物原料をリッチに配合し、肌を満ち足りたうるおいで包み込む化粧水。角層のすみずみにまで浸透し、やわらかくしなやかな肌に。
・エマルジョン(乳液)
天然の精油や国産の植物原料をリッチに配合し、角層へ吸い込むように浸透する乳液。肌のモイスチャーバランスを整え、なめらかでふっくらとやわらかい肌に。
・クリーム
天然の精油や国産の植物原料をリッチに配合し、濃密なうるおいで包み込むクリーム。肌のバリア膜をサポートし、しっとりとつやを感じる肌に。
・コットン
以上です。
源泉掛け流しの温泉で温まった後は、上から順番にスキンケアのステップをお試しください。
当館では、客室の冷蔵庫内に缶ビール(大人限定)とペットボトルの飲料水を無料でご用意してまいりました。
今後も無料サービスは継続いたしますが、当館におきましても環境保全に配慮した取り組みの一環として、客室でご提供する飲料水を、これまでの使い捨てペットボトルから、繰り返し利用可能な詰替式の瓶ボトル詰めの「ノルダックプレミアムウォーター」へ変更することにいたしました。
「ノルダック」は、環境先進国スウェーデンで誕生したウォーターシステムです。世界中のシェフやソムリエをはじめ、高級外資系ホテルでも評価が高く、世界31ヵ国で計180以上のレストランのミシュランスターがノルダックウォーターを導入しています。
館内では天城山から引いた水道水を使用していますが、館内に設置した「ノルダック」の最先端特許技術フィルターでミネラルバランスを整え、大切なミネラルや塩分は残したまま、不純物や雑味のみを除去しさらに美味しい水をご用意いたします。
繰り返し使用可能な専用ボトルにボトリングすることで、使い捨てペットボトルの使用と輸送で排出される二酸化炭素の削減にも貢献します。
いさり火では「ノルダックプレミアムウォーター」を導入し、お客様に美味しいお水を提供すると同時に環境保全への取り組みを推進してまいります。
尚、ロビーのセルフサービス(コーヒーや紅茶)のお水にもノルダックプレミアムウォーターを使用しておりますのでぜひご賞味くださいませ。
伊豆大川初夏の風物詩、「ほたる鑑賞の夕べ」。
当館だけではなく、同町内の多くのご宿泊様にご参加いただき、本日を以て無事に終了いたしました。
イベントのことはご存知なかった方、初めてホタルをご覧になる方、10年以上前に参加して今回も参加された方など様々いらっしゃいましたが、里山の自然美にうっとりされたのではないでしょうか。
また来年もほたる鑑賞の夕べにお越しいただけたらと思います。
スタッフの皆さまありがとうございました。
今回は筍について。
4月のいさり火便りでは、筍掘りや筍料理についてご紹介しました。一般的に筍といえば、そんな春ににょきにょきっと土から顔を出してくる筍を想像する方がほとんだと思います(筍・筍堀り)。その筍、正式な名前は孟宗竹(モウソウチク)という竹の種類でもあります。実はモウソウチク以外にも今が旬の筍もあるのをご存知でしょうか。
それが、真竹(マダケ)です。
真竹(マダケ)
中国原産とも日本自生とも言われる竹で、一般的な筍(モウソウチク)より随分細長く、皮に斑点があるのが特徴。竹ぼうきをつくったり、皮はおにぎりやお肉を包む包装紙として現代でも用いられています。今回は東伊豆町奈良本産と大川産のマダケを料理しました。
ちなみにマダケの前には、ハチクという筍も出回ります。マダケと同じく細長いですが、皮に斑紋はありません。竹の管が比較的一定のため、抹茶を点てる際に使用する茶筅(ちゃせん)を作る材料にもなります。また、葉、皮、油は薬用にも用いられるそうです。
ちなみに館内では、国産竹皮を使った竹皮ベルトスリッパでお過ごしいただけます。竹皮草履職人が高知県産竹皮を使い、日本伝統の技で一点一点編み上げたスリッパで、さらりとした履き心地が特徴です。日本人に馴染みの深い竹という素材の良さに触れていただければ幸いです。
静岡でも梅雨入りし、月が変わり、水無月になりました。
梅雨は雨がたっぷりと降り注ぎますが、なぜ、水が無い「水無月」と書くのかご存じでしょうか。
一説によると稲作と関係していると言われています。それまで水が無かった田んぼに水を引く頃であることから、「水の(無)月」や、「水張月」と呼ばれるそうです。
さて、そんな水無月のいろりダイニングは、陶芸家石谷真美氏による「陶芸」です。
先日の五月祭でも少しご紹介しました。
昨年の展示はこちらから→ 2022/6 いろり×石谷真美氏
個性豊かな図柄の作品からシックなデザインまで幅広い作品を展開されています。
当館売店で販売している同氏のお皿やマグカップなどは納品後すぐに売れていくなど一番人気のアーティストです。また、昨年はダイニングディスプレイの作品までもご宿泊のお客様が多数購入されていきました。
人気の一つにお求めやすい価格帯であることも揚げられます。
今回の作品もいずれもご購入が可能です。お食事を楽しみながら、お気に召した作品がございましたらお気軽にお声かけくださいませ。
また、売店にも新商品が入荷しましたのでお見逃しなく。
陶芸の世界でダイニングのお食事をどうぞお楽しみくださいませ。
【石谷真美氏プロフィール】
愛知県出身。女子美術大学で産業デザインを学ぶ。
菓子メーカーに就職、企業内デザイナーとして店舗設計の仕事に就きながら1997年、陶芸を習得し始める。
2007年から独立し伊豆高原にアトリエを構え、展示会、委託販売、フェスティバル等で活動。
2011年には第51回日本クラフト展入選。
個展等多数。
今年も梅狩りのシーズンがやってきました。
毎年6月になれば敷地内の梅の木がふっくらと実を結び、料理長が収穫し、梅干しや自家製梅酒を漬けています。
今年は成長が早いようで先週末(5/26)には収穫をいたしました。料理長もびっくりするほどの豊作で、立派な梅がたわわに実りました。
例年ですと梅酒と梅干しを作りますが、熟成した梅酒がまだたくさんあるので、今年は収穫した梅を全て梅干しにすることに。
梅の実の重さに対して10%の塩で漬けていきます。
漬けるのは土用の丑の頃まで。その間、来月中頃に赤紫蘇が出回れば途中で投入します。
梅干しの出来上がりをお楽しみに。